子育てと仕事の両立。多くの親にとってこれは日々の挑戦です。2児の母であり、一級建築士としてのキャリアを持つ古薗さんもこの課題と向き合ってきました。そしてそんな中で出会ったのがネッスーだったそうです。
そこで今回、古薗さんに、ネッスーで働く中で感じた魅力や、子育てをしながら働くことについての思いを聞きました。
建築への情熱と子育てを通じて得た気付き
これまでのご経歴について教えてください。
福岡で生まれ、親の仕事の関係で九州、関東、関西で育ちました。小さい頃から物作りが好きだったこと、京都の町家や神社仏閣に興味があったことから大学では建築設計を、大学院では日本建築史を専攻しました。
大学院の時に歴史的建造物を支える職人さんの技術に感銘を受け、大工を育てる建設会社に新卒で入社し、設計職として主に住宅の設計に携わりました。2回の産休育休を経て9年ほど在籍し、仕事にはやりがいを感じていた一方で、子育てをきっかけに社会との関わりをより深く考えるようになりました。こどもたちの未来のために、自分の仕事がどのように貢献できるのか、建築以外の分野でもこどもたちのために何かできることがあるのではないかと、悶々と考えていたと思います。転機は第2子の育休明けすぐにコロナが流行し、自粛生活で限られた世界の中で子育てを経験したことです。友人やご近所さん、地域の方と皆で子育てができることがどんなに楽しく、親も子も心が満たされるのかを痛感しました。“暮らし”は建築というハードだけではなく、人とのつながりなどソフトがあって豊かになる、という気付きがありました。
そこから、建築の分野でも人のつながりを生み出すまちづくりに関心を持ち、まちづくりに積極的に取り組んでいる設計事務所に転職しました。業務に携わっていくうちに、私も自分のこどもが生まれ育っている世田谷で何かできないか、自分と同じように仕事に子育てに奮闘している親子がもっと楽しく、ラクをして、HAPPYに子育てができないか、と考えるようになり、地域を巻き込んで、平日の晩に少しのゆとりと家族時間を楽しめる“親子食堂”をやりたい!と動きだしたのが転職して半年後でした。子育てと仕事にプラスして立ち上げに奔走している時に、周囲の紹介で相談させていただいたのが代表の木戸さんでした。その際、木戸さんは私以上に熱くネッスーのミッションやビジョンを語ってくださり、その思いに心を動かされたのと同時に、私もネッスーの力になれることがあるかもしれない、そして、私のやりたいこともネッスーで実現できるのではないかと感じたことから、入社をする流れとなりました。
こどもたちの可能性を広げる機会を創出したい
古薗さんの現在の働き方やミッションについて教えてください。
現在は週4日のフルタイム正社員として働いています。ネッスーはコアタイム制を採用しているので、共働きで2人の小学生の子育て真っ最中の私は、皆さんより少し早めの出退勤で、仕事と家庭の両立を図っています。
私の業務は地域創生こども支援事業をメインに、広報やバックオフィスのサポートなどスタートアップならではだと思いますが、様々な業務に携わる機会をいただき、勉強とチャレンジの日々を送っています。
ネッスーの出勤日以外は、知人と設計の仕事をしたり、有志でまちづくりの一環として親子で楽しめるイベントの企画・運営をするなど、少しずつですが個人でもやりたいことにチャレンジしています。
機会格差の解消を目指して
ネッスーでこれから叶えたいことを教えてください。
現状では幅広く様々なことに関わらせていただいていますが、こどもの居場所づくりや体験の提供といった仕組みをつくりを事業として立ち上げていきたいです。ネッスーのビジョンである“こどもの機会格差を解消する”ために、こどもたちに様々な体験の機会を提供していきたいと考えています。例えば習い事や旅行なども、体験することでその面白さや魅力、さまざまな世界があることに気付くことができます。ただ現実問題として、学校以外の場所でこのような機会を得ることが難しいこどもたちもいます。そこで生まれ育った環境の違いがこどもたちの将来に影響してしまう可能性があるこの領域にアプローチし、「こんな楽しいことがあるんだよ」「こんな素敵な人たちがいるんだよ」など、ちょっとしたきっかけを体験と共に提供し、こどもたちの好奇心や探究心を育む環境づくりをしていきたいと思っています。もちろんその先はその子たち自身が考えて行動していく必要がありますが、ネッスーではまず体験することでこどもたちが自分の未来を自分で切り開いていけるような“いい循環のきっかけづくり”を実現したいです。そして、一人でも多くの子が自分の好きなことや可能性に気付き、将来に活かしてくれると嬉しいです。
(あと、“親子食堂”も実現できるよう、努めていきたいと思っています!)
挑戦と成長の機会に溢れた職場環境
古薗さんの考えやチャレンジは、子育てをしながら働く方の励みになりそうです。
ママだから(パパだから)時短でしか働けない、挑戦したくてもチャンスがない、我慢して仕事をこなす、といったことを聞くことがあるのですが、私は違うと思っています。個人的には子育ての経験があるからこそ、限られた時間で成果を上げられたり、これまでの経験で培った知見や能力を活かせたりするのではないかと考えていて、それはチャンスややりがいにもつながるのではないかと感じています。
まさに今、ネッスーはスタートアップのフェーズなので、様々な事業やプロジェクトに関われるのは魅力の1つだと思います。もちろんうまくいかないことや大変なこともありますが、これまでの経験を活かしながら新しいことに挑戦できる楽しさに勝るものはありません。私も毎日ドキドキ・ワクワクしながらミッションに取り組んでいます。
また、ネッスーには素晴らしい社員が集まっているので、異なるキャリアを持つ同じ志のメンバーが互いにフォローし合いながらプロジェクトを進めているのも刺激的です。
同じ志を持ち、何事も楽しんでチャレンジできる方は、ぜひ一緒にネッスーで働いてみませんか?あなたの経験や能力を活かせる場所が見つかるかもしれません!